@proceedings{oai:ryotokuji-u.repo.nii.ac.jp:02000057, issue = {4}, month = {Mar}, note = {【目的】本研究は,睡眠障害や精神疾患のない成人を対象に就寝前のストレスフリー療法®(以下,SF療法)が睡眠に及ぼす影響について主観的睡眠評価と客観的睡眠評価を用いて検討することを目的に行った. 【方法】主観的睡眠感の評価方法としてOSA睡眠調査票MA版(以下,OSA-MA)を使用し,客観的睡眠感の評価方法としてスマートフォンアプリの熟睡アラームを使用した.  本研究に協力が得られた成人男性1名に就寝前,起床時にそれぞれ熟睡アラーム,OSA-MAを実施し,睡眠効率,覚醒時間,総体動量,睡眠時間とOSA-MAの5つの因子,第1因子:起床時眠気,第2因子:入眠と睡眠維持,第3因子:夢み,第4因子:疲労回復,第5因子:睡眠時間をSF療法介入のない7日間と,SF療法介入のある7日間の合計14日間測定した.測定値のベースラインはSF療法介入のない期間の数値とし,ベースラインと就寝30分前に30分間のSF療法を実施したSF療法介入後の結果をTau-U検定にて比較した. Tau-U検定の効果量判定基準は,Vannest&Ninciによる基準を参照した.また,本研究は了德寺大学の生命倫理審査(承認番号:21-12)により実施された. 【結果】主観的睡眠評価でのTau-U検定の効果量は,第Ⅰ因子が0.53で適度な変化,第Ⅱ因子が0.18で小さな変化,第Ⅲ因子が-0.35で適度な変化,第Ⅳ因子が0.18で小さな変化,第Ⅴ因子が-0.41で適度な変化がみられた. 客観的睡眠評価でのTau-U検定の効果量は睡眠効率が0.41で適度な変化,覚醒時間が0.29で適度な変化,総体動量が0.49で適度な変化,睡眠時間が0.22で適度な変化がみられた. 【考察】SF療法により血管拡張が起き,抹消の血流や,体温上昇を促進したことで,リラクゼーション効果が得られ,入眠効果が高まったと推察される.そのため,入眠潜時,覚醒時間,総体動量に良好な変化を与え,睡眠効率が向上し,結果として主観的睡眠感や客観的睡眠感に有意な改善がみられたと推察される. 【結語】本研究では,入眠前のSF療法介入によって睡眠の質を改善させる手段の一つとして有効であることが示された.本研究は,対象者1例による研究の結果である.今後の課題としては,機器や睡眠環境の統一を行い,同様の事例を積み重ねデータの分析を継続することで結果の妥当性検証を進める必要があると考える.}, publisher = {了德寺大学}, title = {ストレスフリー療法🄬における睡眠の質への影響}, year = {2023} }